特許事務所で働く弁理士

特許事務所は、発明品の特許や実用新案、デザインや商品の意匠・商標にかかわる手続きをするための事務所です。弁理士が1人以上所属しており、そのほかに庶務や経理をこなすための事務員が働いています。弁理士が1人しかいない事務所でも特許事務所として営業することは可能ですが、実際はスケジュールの調整が難しくなるため、数名雇うか、または同じく個人事務所を開設している弁理士と提携して業務をこなしているところがほとんどです。

弁護士の弁理士は国家資格のひとつで、特許に関係する申請や手続き、処理業務をすべて代理することができます。手続き自体に資格が必須というわけではなく、無資格の個人でも行うことは可能ですが、非常に複雑で時間もかかるため、弁理士に依頼するほうがスムーズでしょう。弁理士の資格試験は司法書士と並ぶ難関です。受験資格は必要ありませんが、人気の資格ながら、合格率は例年5~10パーセント程度と低いです。選択式と論文、さらに口述試験が課され、特許や実用新案にかかわる法令や著作権法についての出題に加え、選択科目として工学、化学、生物、法律などから一つ選んで受験することになります。

弁理士は実力さえあれば高収入が望める職業としても人気です。特許明細書の作成数や、自分の顧客をどれだけ持てるかによって収入が左右されます。特許事務所に所属して勤務する場合は、事務所の規模やエリア、貢献度によって待遇が変わることがあります。しかし全体としては高水準で、1,000万を超える年収を得ている人もざらにいます。難関資格ではありますが、挑戦すれば安定した収入が望めるでしょう。